ニュース 2024/12/08 20:54
フィリピン:10月の失業率3.9%、3カ月ぶり上昇
経済・統計 労働 フィリピン
フィリピン統計庁(PSA)が6日発表した2024年10月の失業率は3.9%となり、前月から0.2ポイント上昇した。前月を上回るのは3カ月ぶりとなる。
就業者数が前月比で3.2%減の5012万3000人に縮小する一方、失業者数は3.8%増の196万6000人に拡大。15~24歳の若年層の失業者が14.6%増となり、全体を押し上げた。同年齢層の失業率は12.5%で、前月から2.4ポイント上昇した。
全体の労働参加率は前月を2.4ポイント下回る63.3%。不完全就業率は0.7ポイント上昇し、12.6%となった。
地方別の失業率は、マニラ首都圏に隣接するカラバルソン地方が5.7%で最高。これに◆ルソン島のビコール地方=5.6%◆首都圏=5.2%――が続いた。一方、最低はルソン島北部のコルディリェラ行政地域の2.3%だった。不完全就業率は、ミンダナオ島南部のソクサージェン地方が35.2%で最も高く、隣接するダバオ地方が4.3%で最低。首都圏は6.9%だった。
失業率は20年4月に新型コロナウイルスの影響で集計開始以来の最高となる17.6%に達した。ただその後はおおむね改善傾向にあり、23年12月と24年6月には現行基準で最低となる3.1%を記録。国家経済開発庁(NEDA)によると、24年1~10月の失業率は4.3%で、政府が24年の目標とする4.4~4.7%を下回っている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
就業者数が前月比で3.2%減の5012万3000人に縮小する一方、失業者数は3.8%増の196万6000人に拡大。15~24歳の若年層の失業者が14.6%増となり、全体を押し上げた。同年齢層の失業率は12.5%で、前月から2.4ポイント上昇した。
全体の労働参加率は前月を2.4ポイント下回る63.3%。不完全就業率は0.7ポイント上昇し、12.6%となった。
地方別の失業率は、マニラ首都圏に隣接するカラバルソン地方が5.7%で最高。これに◆ルソン島のビコール地方=5.6%◆首都圏=5.2%――が続いた。一方、最低はルソン島北部のコルディリェラ行政地域の2.3%だった。不完全就業率は、ミンダナオ島南部のソクサージェン地方が35.2%で最も高く、隣接するダバオ地方が4.3%で最低。首都圏は6.9%だった。
失業率は20年4月に新型コロナウイルスの影響で集計開始以来の最高となる17.6%に達した。ただその後はおおむね改善傾向にあり、23年12月と24年6月には現行基準で最低となる3.1%を記録。国家経済開発庁(NEDA)によると、24年1~10月の失業率は4.3%で、政府が24年の目標とする4.4~4.7%を下回っている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。