中国バス大手の厦門金龍連合汽車工業は、「金龍」ブランドで手掛ける電動ピックアップトラックのディーラー2社を指名した。ディストリビューターを務める海運大手のトレセン・タイ・エージェンシーズが21日、2社との間で契約を締結。販売モデルについては、今月末に開幕する自動車展示販売会「第41回タイランド・インターナショナル・モーターエキスポ」（一般公開は今月29日～来月10日）で正式発表する。

　トレセンは今年7月にディストリビューターに任命されており、子会社のP80ゴーを通じて金龍の車両を輸入販売する。ディーラーの2社は、自動車販売の地場マハナコン・オート・グループと同TNPサーティファイド。年内にバンコクと東部チョンブリ県、北部チェンマイ県に販売網を構築する。これまでの報道によると、P80ゴーはショールームの1号店をバンコク都内に開設済み。初年度の販売台数は1000台を目指す。

　金龍は、バンコク北郊で今年6月末に開催されたカスタムカーの展示・販売会に電動ピックアップトラックを出展した。荷台を改造してベンチシートを置く乗合バス「ソンテウ」などとしての利用を見込む。

　トレセンは地場コングロマリット（複合企業）のPMグループの傘下。PMグループは「P80ゴー」ブランドで電動バイク事業も展開している。


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