韓国の運動靴メーカーであるファソン・エンタープライズは、中部ジャワ州に建設中の第2工場を近く開所する。2兆8000億ルピア（約264億円）を投じるもので、既に2兆5000億ルピアを実行済み。独アディダス向けを中心とする運動靴の世界的な需要増に対応する。ジャカルタグローブなどが14日付で伝えた。

　代表者が同州のアフマド・ルットフィ知事との会談で計画を伝えた。新工場はパティ県に建設し、来年末までに約1万2000人を雇用する。

　隣接するジェパラ県では2016年に開所した大規模工場を操業している。1兆ルピアを投じたもので、現在は2万3900人を雇用。ODM（相手先ブランドによる設計・生産）方式でアディダス製品などを生産している。

　ルットフィ知事は、今回の投資が地域経済と雇用に大きく貢献するとして歓迎。中部ジャワ州への工場進出と資本流入を促進するため、今後も許認可手続きの簡素化や人材育成、投資環境の整備に力を入れると述べた。


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