【亜州ビジネス編集部】住友生命保険は13日、シンガポールの関連会社シングライフの株式25.94％を追加取得すると発表した英保険大手アビバ・グループ・ホールディングスから9億3000万シンガポールドル（約1000億円）で買い取る。出資比率は現在の23.22％から上昇する見通し。収益基盤を拡大すると共に、シングライフが持つ先進的なノウハウを取り込む。
　株式取得の手続きは年内の完了を見込む。最終的な出資比率は、他のシングライフ株主の権利の行使結果によるとしている。
　シングライフは従業員1200人を擁し、デジタル技術を活用するビジネスモデルで業績を伸ばしてきた。純資産は143億7200万シンガポールドル（約1兆5000億円）、年間の保険料収入は34億8000万シンガポールドル。住友生命は19年に9000万米ドルを出資した後、20年には3億2000万シンガポールドルを追加出資した。


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