【亜州ビジネス編集部】複合企業UMWホールディングス（UMWH）は、傘下のUMWトヨタ・モーターと国産車メーカーのプロドゥアの新車販売台数が2023年11月に合計で4万2315台だったと発表した。前年同月比では8.4％増。新モデルやキャンペーンが奏効し、受注が旺盛で両社とも納車を急いでいる。1～11月では前年同期比16.2％増の39万6820台だった。
　トヨタ車の11月の販売は前年同月比1.7％減の1万263台。1～11月では前年同期比7.8％増の9万7705台だった。年末に特別キャンペーンを実施し、さらに販売を伸ばすとしている。
　プロドゥア車の11月販売は12.1％増の3万2052台だった。1～11月は19.3％増の29万9115台。年目標の31万4000台まで残り約1万5000台となっている。モデル別では4ドアセダン「ベザ」、小型ハッチバック「マイヴィ」、5ドアハッチバック「アジア」の順で販売が多かった。UMWHは、新モデルの投入と魅力的なキャンペーンの実施が販売好調につながっていると説明した。
■サイムによる買収が完了
　UMWは、自動車が主力の複合企業サイムダービーによる買収が今月13日に完了したと発表した。サイムはUMW株の61.2％を政府系投資会社プルモダラン・ナショナル（PNB）から取得し、新たな筆頭株主となった。今後は強制公開買い付け（MTO）を実施して全株式の取得を目指す。


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