商務省貿易局の発表によると、自由貿易協定（FTA）を利用した2024年上半期の輸出額は前年同期比1.2％減の402億8122万米ドルだった。利用率は82.1％。東南アジア諸国連合（ASEAN）や豪州向けなどが増加する一方、日本や中国向けなどが落ち込んだ。

　協定別では、ASEAN自由貿易地域（AFTA）が3.6％増の148億1447万米ドルで最大。以下、◆ASEAN・中国FTA（ACFTA）＝10.3％減の117億1344万米ドル◆タイ・豪州FTA（TAFTA）＝16.0％増の33億2161万米ドル◆日本・タイ経済連携協定（JTEPA）＝10.4％減の29億2347万米ドル◆ASEAN・インドFTA（AIFTA）＝2.5％減の25億7228万米ドル――と続いた。東アジア地域包括的経済連携（RCEP）を利用した輸出額は0.5％減の6億9920万米ドルだった。

　一方、特恵関税制度（GSP）を利用した輸出額は9.3％減の15億4925万米ドル、利用率は50.6％だった。輸出先別では米国が14億2383万米ドル（9.6％減）で全体の9割強を占め、以下は、◆スイス＝1億1656万米ドル（6.5％減）◆ノルウェー＝662万米ドル（4.1％減）◆ロシア＝224万米ドル（2.7％減）――と続いた。


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