韓国のサムスン電子の子会社で車載音響機器などを手掛ける米ハーマン・インターナショナル・インダストリーズは20日、東部チョンブリ県に工場を建設すると発表した。コネクテッドカー（つながる車）向けの製品を中心に生産する。自動車工場が集積する東部で生産し、供給能力を高める。
　同日に起工式を開催した。レムチャバン地区の4万7000平方メートルの敷地を利用し、来年第4四半期の完成を見込む。今秋に現地で採用活動を開始して1200人を雇用する。
　現地報道によると、第1期には8000万米ドルを投じ、車載スピーカーとアンプの生産体制を整備。OEM（相手先ブランドによる生産）も手掛ける。2027～28年ごろに第2期として各種エンターテインメント製品の生産を開始する計画。将来の拡張用に3万平方メートルの土地を確保している。


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