【亜州ビジネス編集部】東洋製缶グループホールディングスは2月29日、ホームケア製品やパーソナルケア製品の受託充填（じゅうてん）を手掛けるプレミアセンター・グループ（本社：首都圏セランゴール州クラン）を買収すると発表した。全株式を7500万米ドルで取得し、完全子会社とする。同国ではホームケア製品などの市場拡大を見込めることに加えて、両社の技術融合による相乗効果や新規市場開拓に期待できることから買収を決めた。

　プレミアセンターの持ち株会社PCマニュファクチャリング・ソリューション・ホールディングスと同日付で株式譲渡契約を締結した。4月にも手続きを終える。

　プレミアセンターは1972年設立。クランを拠点に液体洗剤やシャンプー、化粧品、うがい薬、食品用香料などの受託充填を手掛けている。国内企業では唯一、プラスチック容器の製造から、内容物の調液・充填を一気通貫で行えるという。


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