【亜州ビジネス編集部】日本で米系フィットネスジム「エニタイムフィットネス」を運営するファスト・フィットネス・ジャパン（本社：東京都新宿区）は、シンガポール同業のサヤを買収すると発表した。1億1600万円を投じて全株式を取得し、完全子会社とする。初の海外進出となり、今後の海外事業の統括拠点・店舗運営のトレーニング拠点とする方針。
　サヤの全株を保有する玩具・娯楽品製造販売の大熊製作所（本社：埼玉県草加市）から取得する。来月1日付で実行予定。
　ファスト・フィットネスは、米エニタイムフィットネスと日本でのマスター・フランチャイズ（FC）契約を結んでおり、今年1月時点で日本国内で1121店舗を展開している。今後は海外展開を進める方針で、日本以外の国・地域でのマスターFC権の取得による店舗展開を目指している。サヤがシンガポールでFC権を持ち、2店舗を運営していることから、海外進出の足掛かりとして買収を決めた。
　エニタイムフィットネスは2002年に米国で創業した24時間営業のフィットネスジム。29カ国・地域で約5000店舗を展開しており、日本は米国・カナダ（2554店舗）に次いで、2番目に多い店舗数となっている。


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