工業団地運営や倉庫開発などを手掛けるWHAコーポレーションは、2024年の土地販売面積の目標を384万平方メートルに引き上げると明らかにした。米中対立を背景に、海外企業のタイ進出が加速していることなどから、年初に設定した目標（364万平方メートル）を5.5％上方修正する。一方、ベトナムでは目標を大幅に引き下げる。20日付ターンセタキットなどが伝えた。

　国別の目標は、タイで360万～368万平方メートルに36.4～39.4％上方修正する一方、ベトナムで16万～24万平方メートルに76.0～84.0％下方修正する。ベトナムでは米大統領選挙の結果を見守るため、投資を先延ばしにする動きが出ているという。

　上半期の販売実績は166万7200平方メートルで、タイが156万6400平方メートル、ベトナムが10万800平方メートルだった。

　同社は現在、タイとベトナムで工業団地を運営しており、総面積は1億2416万平方メートルに上る。タイでは12カ所を運営するほか、7件（1508万8000平方メートル）の開発・拡張を計画。今後3年間で自社団地の総面積を8424万平方メートルに拡大する。


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