自動車のアルミニウム合金部品を生産する中国の江蘇峵泰工業（ロンタイ）は9日、東部チャチュンサオ県に子会社を設立したと発表した。最大4億人民元（約87億6000万円）を投じて工場を建設し、海外需要を取り込む。

　先月下旬に全額出資でロンタイ・インダストリアル（タイランド）を設立した。当初の資本金は500万バーツ（約2200万円）で、今後段階的に増やす。ゲートウエーシティー工業団地に工場を建設する。

　峵泰工業は2000年設立。江蘇省揚州市に本社を構え、同市と広東省珠海市、メキシコに生産拠点を設けている。独アウディや同BMW、中国比・亜迪（BYD）などの車両向けにステアリングコラムやギアボックスカバーなどのアルミダイカスト部品を生産している。


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