【亜州ビジネス編集部】住友生命保険は22日、シンガポールの関連会社シングライフを子会社化すると発表した。投資ファンドの米TPGから株式35.48％を15億8000万シンガポールドル（約1700億円）で追加取得する。収益基盤を拡大すると共に、シングライフが持つ先進的なノウハウを取り込む。
　住友生命はシングライフに19年から出資しており、先月には出資比率を27.0％に引き上げた。また、英保険大手アビバ・グループ・ホールディングスからの株式取得も決まっており、TPGからの取得で出資比率は8割を超える。他の株主からの取得も進め、完全子会社化を目指す。
　シングライフは従業員1200人を擁し、デジタル技術を活用するビジネスモデルで業績を伸ばしてきた。純資産は143億7200万シンガポールドル、年間の保険料収入は34億8000万シンガポールドルに上る。


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