マレーシア自動車大手のサイムダービー・モーターズ（SDM）は、タイで展開する自動車販売店11カ所のうち6カ所を閉鎖する。同社はマツダと米フォード、独BMWの店舗を構えているが、現地で電気自動車（EV）人気が高まる中、エンジン車の販売に苦戦。今後は高級車販売に力を入れるとしている。4日付プラチャーチャート・トゥラキットが現地法人サイムダービー（タイランド）の幹部の話として伝えた。
　事業規模を縮小して高級車に経営資源を集中し、競争力を高めたい考え。11店の内訳はマツダが6店、フォードが2店、BMWが3店で、いずれも首都圏に立地している。
　同法人は2001年設立で従業員数は約600人。21～23年は3年連続で最終赤字を計上した。


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