国産電気自動車（EV）メーカーのビンファストは1日、小型EV「VF3」の納車を開始した。5月の予約受付開始時には66時間で約2万8000台を受注しており、年内に少なくとも2万台を納車する。

　同日にハノイ市とホーチミン市で初納車した。同モデルは外見がジープ風で2ドア、4人乗り。全長は3.19メートル、全幅は1.68メートルと、ビンファストのEVで最も小さく、道路が狭い都市部でも快適に走行できるサイズとした。車体価格は電池なしで2億4000万ドン（約142万円）、電池有りで3億2200万ドンとなる。

　同社の2024年1～6月のEV販売台数は前年同期比92％増の2万1747台だった。一方で、世界的な経済の不確実性を考慮して、24年通期の販売目標を当初の10万台から8万台に引き下げている。


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