インドネシアの国営電力PLNは13日、スマトラ島で生産したグリーン水素をシンガポールに輸出するための海底パイプラインの敷設について、同国の政府系複合企業セムコープ・インダストリーズなどと共同開発枠組み契約（JDFA）を交わした。同島で年産能力10万トンのグリーン水素工場の建設を計画しており、実現に向けた準備を進める。

　PLNのほか、インドネシア国営石油プルタミナなどが出資するトランスポルタシ・ガス・インドネシアも含む3社でJDFAに調印した。セムコープとPLNは、昨年10月に関連合意書を交わしており、水素工場の建設地選定やリスク評価などに関する第1期の調査を既に終了。先月には工場建設についての共同開発契約（JDA）を交わしていた。


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