観光・スポーツ省の集計によると、2024年の外国人来訪者数は前年比26.3％増の3554万5714人だった。前年を上回るのは3年連続。新型コロナウイルスの影響が薄れる中で大きく伸びた。ただ、新型コロナ流行前の19年（約4000万人）との比較では89％の水準にとどまる。

　国・地域別の来訪者数は、◆中国＝673万3162人（前年比91.2％増）◆マレーシア＝495万2078人（7.0％増）◆インド＝212万9149人（30.7％増）◆韓国＝186万8945人（12.6％増）◆ロシア＝174万5327人（17.7％増）――の順に多かった。日本は105万904人（30.4％増）だった。

　新型コロナ流行前に全体の4分の1を占め最多だった中国は、22年に27万3567人と全体のわずか2.5％にとどまっていた。ただ、その後の回復で23年は352万1095人と全体の12.5％まで拡大し、2位にランクイン。24年は全体の18.9％を占め、国・地域別で再び最多となった。

　12月の外国人来訪者数は前年同月比11.2％増の362万7441人だった。前年同月を上回るのは45カ月連続。国・地域別では、◆中国＝53万5215人（25.7％増）◆マレーシア＝45万2137人（17.4％減）◆ロシア＝24万9910人（21.4％増）◆インド＝22万717人（25.3％増）◆韓国＝18万9324人（1.2％減）――の順に多く、日本は10万4612人（22.7％増）だった。


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