国産電気自動車（EV）メーカーのビンファストは13日、新たに投入する小型EV「VF3」の先行予約受け付けを開始する。親会社のビングループが7日発表したもので、ビンファストのEVとしては最小モデル。2億ドン（約122万円）台でも購入できる手頃価格で売り出す。
　VF3は2ドア、4人乗りの小型EV。外見はジープ風で、全長は3.1メートルと、通常のコンパクトカーの4.2メートルより大幅に小さい。道路が狭い都市部でも快適に走行できるサイズとした。
　先行予約は国内公式サイトか全国のショールームで13～15日に可能。この3日間に予約した場合は値引きが適用され、車体価格は電池なしで2億3500万ドン、電池有りで3億1500万ドンとなる。先行予約期間以降の価格はそれぞれ2億4000万ドン、3億2200万ドン。電池はレンタル可能で、走行距離に合わせて月額90万～200万ドンの3つのプランを用意している。
　ビンファストはこれまでA～EセグメントのさまざまなサイズのEVを販売。VF3でさらにバリエーションを増やす。
　同社は北部ハイフォン市で工場を操業。海外展開も積極的に行っており、米国、インド、インドネシアにも工場を建設する。海外市場への展開も加速させており、進出済みの米国などでは店舗を増やすほか、今年はインドネシアやタイ、フィリピンなど東南アジアでも市場を拡大する。


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