【亜州ビジネス編集部】JFEエンジニアリングの現地法人、JFEエンジニアリングマレーシアは19日、新規参入した屋根上設置型の太陽光発電事業で日系工場2カ所の発電設備を稼働させたと発表した。それぞれ今月5日と14日に開所式を実施。年間で1822メガワット時（MWh）の電力を生産し、二酸化炭素（CO2）の排出量を1420トン削減できると見込む。

　うち1カ所は、東洋インキSCホールディングスの現地法人がヌグリスンビラン州で操業する工場で、出力は1097キロワット（kW）。今年5月に締結した電力販売契約（PPA）に基づき、15年間にわたり電力を供給する。

　もう1カ所は、空気圧制御機器の世界大手、SMC（本社：東京都千代田区）が首都圏セランゴール州で操業する工場で、出力550キロワット（kW）の設備を設けた。同社とは今年3月、JFEエンジニアリングマレーシアにとって初のPPAを締結。20年契約で電力を供給する。

　JFEエンジニアリングは日本で38メガワット（MW）超の太陽光発電事業を手掛けている。


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