ニュース 2020/08/27 23:59
タイ:7月の工業生産15%減、下げ幅縮小続く
経済・統計 工業生産 タイ
【亜州ビジネス編集部】工業省工業経済事務局(OIE)の26日発表によると、2020年7月の鉱工業生産指数(MPI、16年=100)は85.5となり、前年同月比で14.7%低下した。指数の低下は15カ月連続。新型コロナウイルスの影響で3月以降は2桁減が続いている。ただ、下げ幅は前月(17.8%低下)から縮小した。経済活動の再開が進んでいることで、4月を底に改善に向かっている。
指数の構成比が高い主要10品目では、飲料(8.9%上昇)と電気製品(12.5%上昇)を除く8品目でマイナス。主力の自動車(53.3%低下)は引き続き大幅な下落となり、食品(2.7%低下)も3カ月連続で落ち込んだ。ただ、食品ではツナ缶や粉乳の2桁増が続いており、飲料では一時停止していた工場の再開が本格化したビールが好調。電気製品は、在宅勤務の増加などで家電の需要が伸び、冷蔵庫、電子レンジ、電気ポットは2カ月連続の2桁増だった。
同時に発表された7月の製造業設備稼働率は、前月比で0.9ポイント上昇、前年同月比で9.0ポイント低下の56.0%。前月比では3カ月連続の上昇だが、前年同月を割り込むのは15カ月連続となる。うち自動車は前月比で4.5ポイント上昇、前年同月比で43.8ポイント低下の38.2%だった。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
指数の構成比が高い主要10品目では、飲料(8.9%上昇)と電気製品(12.5%上昇)を除く8品目でマイナス。主力の自動車(53.3%低下)は引き続き大幅な下落となり、食品(2.7%低下)も3カ月連続で落ち込んだ。ただ、食品ではツナ缶や粉乳の2桁増が続いており、飲料では一時停止していた工場の再開が本格化したビールが好調。電気製品は、在宅勤務の増加などで家電の需要が伸び、冷蔵庫、電子レンジ、電気ポットは2カ月連続の2桁増だった。
同時に発表された7月の製造業設備稼働率は、前月比で0.9ポイント上昇、前年同月比で9.0ポイント低下の56.0%。前月比では3カ月連続の上昇だが、前年同月を割り込むのは15カ月連続となる。うち自動車は前月比で4.5ポイント上昇、前年同月比で43.8ポイント低下の38.2%だった。
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