ニュース 2024/04/04 19:59
シンガポール:ロート製薬と三井物産、漢方薬の余仁生を共同買収
日系企業 その他製造 シンガポール
【亜州ビジネス編集部】ロート製薬と三井物産は4日、東南アジアの漢方薬最大手、ユーヤンサン・インターナショナル(余仁生、本社:シンガポール)を共同買収すると発表した。総額約8億シンガポールドル(約880億円)を投じる計画。ユーヤンサンが持つ強い製品・ブランド力やロート製薬の研究開発(R&D)・販売力、三井物産のネットワークなどを活用し、アジアで事業拡大を図る。
株式86%を取得することで同日に親会社と株式売買契約を締結した。残り14%については強制公開買い付け(MTO)で取得を目指す。全株式を約8億シンガポールドルで取得した後、ユーヤンサン創業家の出資を再び受け入れ、最終的な出資比率をロート製薬が60%、三井物産が30%、創業家が10%とする。
ユーヤンサンは1879年設立。香港とマレーシアで漢方薬の工場を操業し、シンガポールも含む3カ国・地域を中心に176の店舗と29の漢方薬クリニックを運営する(2023年6月時点)。23年6月期の売上高は2億9730万シンガポールドルだった。シンガポールとマレーシアでは国内シェア首位に立つ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
株式86%を取得することで同日に親会社と株式売買契約を締結した。残り14%については強制公開買い付け(MTO)で取得を目指す。全株式を約8億シンガポールドルで取得した後、ユーヤンサン創業家の出資を再び受け入れ、最終的な出資比率をロート製薬が60%、三井物産が30%、創業家が10%とする。
ユーヤンサンは1879年設立。香港とマレーシアで漢方薬の工場を操業し、シンガポールも含む3カ国・地域を中心に176の店舗と29の漢方薬クリニックを運営する(2023年6月時点)。23年6月期の売上高は2億9730万シンガポールドルだった。シンガポールとマレーシアでは国内シェア首位に立つ。
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