高級車を輸入販売する地場ミレニアムグループ・コーポレーション（アジア）（MGC-ASIA）は、中国・吉利汽車傘下の高級電気自動車（EV）ブランド「ジーカー（極コク）」のショールーム兼サービスセンターを、首都東郊のシーナカリン通りと、首都北郊のウィパワディー・ランシット通りに設けると明らかにした。今年第3四半期の開業を予定。同時期に納車も開始する。15日付クルンテープ・トゥラキットなどが伝えた。

　国営石油PTTのEV事業子会社アルン・プラスと合弁のEV販売会社、ネオモビリティー・アジアを通じて車両を販売する。ネオの完全子会社のZeモビリティープラスがディーラーの一社として販売店を展開。自動車展示・販売会「第45回バンコク国際モーターショー」（3月27日～4月7日）で予約受け付けを開始し、398台を受注した。

　一方、ネオは完全子会社のXモビリティー（タイランド）を通じて、中国EVメーカーの小鵬汽車（エックスポン）の車両も販売する。今年3月に小鵬汽車からタイ国内の独占輸入販売権を取得した。首都東郊のラムカムヘン通りで近く旗艦店を開業する予定。まずスポーツ多目的車（SUV）「G6」を投入する。ジーカーと同じくモーターショーで予約受け付けを開始し、188台を受注した。7月ごろに納車を開始する。

　小鵬汽車はマレーシアとシンガポールでも販売会社を指名しており、両国でも今年第3四半期にG6の納車を開始する。


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