中国自動車メーカー、奇瑞汽車（チェリー）傘下の捷途汽車（ジェトゥア）は、ジャカルタでディーラー1号店をオープンした。年内の発売に向けて準備を進めており、最初に投入するエンジン車のスポーツ多目的車（SUV）2モデルを展示。現地組立生産で価格は3億9000万ルピア（約380万円）台からに設定した。アンタラニュースなどが伝えた。

　1号店はジャカルタ北部のプルイット地区に設置した。新車販売や部品販売など4つの機能を備えた「4S」店で、面積は1000平方メートル。現地法人ジェトゥア・モーター・インドネシアが地場企業ミモサプトラと共同で運営する。

　年内に小型スポーツ多目的車（SUV）「ダシン（大聖）」と中型SUV「X70」を発売する計画。価格はそれぞれ3億9880万～4億3080万ルピア、4億3080万～4億4480万ルピアに設定した。両モデルとも、自動車組立工場を操業する地場ハンダル・インドネシア・モーター（HIM）に生産を委託している。工場は西ジャワ州ブカシ県にあり、中国からの部品輸入で先月に組立生産を開始した。

　捷途汽車はインドネシアで向こう5年間に100店舗を展開し、累計10万台の販売を目指す。ラインアップを徐々に増やす計画で、来年にはオフロード車「T2」、2026年にはハイブリッド車（HV）を投入するとしている。


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