中国・吉利汽車傘下の電動ピックアップトラックメーカー、雷達新能源汽車（浙江）は、初の海外子会社をタイに設立したと発表した。「リッダラ」ブランドでピックアップを販売する計画。まず今年11月開幕の「タイランド・インターナショナル・モーターエキスポ」に出展する。

　5月にリッダラ・オートモービル（タイランド）を設立した。資本金は300万バーツ（約1300万円）。中国で2022年に発売した同社初の量産車「雷達RD6」を投入する。タイでは自動車販売に占めるピックアップの割合が4割を占めるうえ、電気自動車（EV）の人気が高いことから、需要が大きいと見込む。

　同社は23年の中国電動ピックアップ市場でシェア6割以上を占めたという。現在は東南アジアや中東、中南米などの20カ国近くに輸出している。


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