国会は18日、省庁の統廃合などによる政府組織の再編計画を承認した。中央省は現行の18省から14省に削減する。行政の無駄削減や効率化を図る狙いで、新体制は来月1日に始動する。地元各紙が同日付で伝えた。

　組織再編では、計画投資省と財務省、運輸省と建設省、情報通信省と科学技術省、天然資源・環境省と農業・農村開発省をそれぞれ統合。労働・傷病兵・社会問題省は廃止し、その業務を内務省などに移管する。一方で、新たに少数民族・宗教省を設ける。

　再編後は、◆財務省◆建設省◆科学技術省◆農業環境省◆外務省◆内務省◆国防省◆公安省◆司法省◆商工省◆教育訓練省◆文化・スポーツ・観光省◆保健省◆少数民族・宗教省――の14省となる。

　また、副首相を現行の5人体制から7人体制に増員することも決定。前計画投資相のグエン・チー・ズン氏と、共産党中央委員のマイ・バン・チン氏の2人を新たに副首相に指名した。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。