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  ニュース     2024/07/31 22:58

タイ:6月の工業生産2%減、自動車・電子の2桁減続く 無料記事

 工業省工業経済事務局(OIE)の7月31日発表によると、2024年6月の鉱工業生産指数(MPI、21年=100)は96.1となり、前年同月比で1.7%低下した。前年同月を下回るのは2カ月連続。自動車と電子が前月に続き2桁のマイナスだった。MPIは季節調整済み前月比では0.6%低下した。
 主要10品目のうち4品目で前年同月から指数を下げた。自動車(18.1%低下)は11カ月連続の前年割れ。国内販売が不振の1トンピックアップトラック(24.6%低下)の下落幅が大きく、乗用車(9.4%低下)も落ち込みが続く。ただ、乗用車のうち1800cc以下のハイブリッド車(HV、9.3%上昇)は22年11月以降、プラスで推移している。電子(14.6%低下)は少なくとも22年1月以降、30カ月連続のマイナス。プリント基板アセンブリー(PCBA、27.8%低下)が大きく低下した。
 一方、ベースメタル(7.7%上昇)は2カ月連続で前年同月を上回った。亜鉛めっき鋼板と冷延鋼板の落ち込みで鋼板(3.2%低下)がマイナスだったものの、鋼管(19.5%上昇)と条鋼(10.9%上昇)の生産が拡大した。ほか、電機(8.6%上昇)では電線(59.1%上昇)の大幅上昇が続いている。
 OIEが同時に発表した6月の製造業設備稼働率は58.4%だった。前月から1.1ポイント低下、前年同月から1.7ポイント低下した。うち自動車の稼働率は51.6%で、前月から4.7ポイント低下、前年同月から14.9ポイント低下。1トンピック、乗用車とも50%前後だった。


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