【亜州ビジネス編集部】複合企業UMWホールディングス（UMWH）は26日、傘下のUMWトヨタ・モーターと国産車メーカーのプロドゥアの新車販売台数が2023年5月に合計で3万2703台だったと発表した。前年同月比では23.5％増、前月比では27.5％増。販売・サービス税（SST）減免猶予措置が3月末に終了して4月は落ち込んだが、新モデル投入やキャンペーンなどで再び盛り返している。1〜5月の販売は前年同期比13.3％増の16万2127台だった。
　トヨタ車の5月の販売は前年同月比5.6％増の8004台。1〜5月では前年同期比8.2％増の3万9990台で、市場シェアは13.3％だった。5月17日にフルモデルチェンジしたレクサス「RX350」を発売して注目を集めたほか、新たなキャンペーンを開始したことで販売が伸びた。
　プロドゥア車の5月販売は30.7％増の2万4699台だった。1〜5月は15.0％増の12万2131台で、市場シェアは前年通期の39.1％から40.6％に上昇した。
　UMWのダト・アフマド・フアード・ケナリ社長兼最高経営責任者（CEO）は、1〜5月に国内新車市場が12.3％拡大する中で、UMWも好調だったと説明。今後も新モデル投入やキャンペーン実施などで競争力を保つことに努めるとしている。


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