【亜州ビジネス編集部】蚕由来のたんぱく質原料を開発するMorus（モルス、本社：東京都品川区）は16日、シンガポールに現地法人を設立したと発表した。東南アジアで事業展開する計画で、まずは域内中心地の同国で研究開発（R&D）や製品拡販、人材採用などを加速させる。
　蚕原料のR&D、製品開発を手掛ける現地法人モルスSGを設立した。資本金や出資比率などは明らかにしていない。
　モルスは信州大学発のスタートアップ企業で2021年設立。独自開発した蚕由来のたんぱく質原料「モルシルク・パウダー」を食品メーカー向けなどに製造販売している。殺菌した蚕を粉状にした原料で、たんぱく質のほか、独自の機能性成分を有するという。


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