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  ニュース     2024/07/14 20:55

フィリピン:投資委の上期認可額4割増、過去最高の9500億ペソ 無料記事

 貿易産業省(DTI)は11日、傘下の投資委員会(BOI)による投資認可額が2024年上半期に前年同期比36%増の9500億ペソ(約2兆5900億円)に拡大したと発表した。上半期としてはBOI創設後の57年間で最高額となる。再生可能エネルギー発電の大型事業3件で全体の6割に達し、業種別では電気・ガス・蒸気・空調供給業が全体の96%を占めた。
 全体の内訳は国内投資が6640億ペソ、外国投資が5860億ペソだった。最大の事業は、地場複合企業プライム・インフラストラクチャー・キャピタルによる大型の揚水発電所開発(投資額2970億ペソ)。ルソン島のラグナ州で出力1400メガワット(MW)の発電所を開発する。BOIはほか、ソーラー・ソリューションズによる同島のカラバルソン地方での太陽光発電事業(1500億ペソ)や、ブルーウエーブ・エナジーによる中部ルソン地方の洋上風力発電事業(1200億ペソ)を5月に認可した。
 外国投資の認可額は国別でスイスが最も多く、大型の風力発電事業などがあった。これにオランダが続き、電力や製造などの事業が認可された。


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