台湾の電子機器受託製造サービス（EMS）世界最大手、鴻海精密工業（ホンハイ・プレシジョン・インダストリー）は3日、北部クアンニン省の人民委員会から追加投資2件に対する投資登録証明書を受領した。スマートエンターテインメント製品とスマートシステムの生産に合計5億5100万米ドルを投資する。4日付ザ・インベスターなどが報じた。　

　スマートエンターテインメント製品はソンコアイ工業団地で生産する。投資額は2億6370万米ドル。年産量は418万個を見込む。スマートシステムはバクティエンフォン工業団地で生産。投資額2億8720万米ドルで、年産量は878万台とする。工場の完成は来年を予定し、設備導入とテストを経て2027年5月にも生産を開始する。

　同社のベトナムへの累計投資額は32億米ドルに上る。北部バクニン省とバクザン省を主要生産拠点としている。


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