ニュース 2024/02/11 19:59
シンガポール:TDKの投資ファンド、半導体変圧器企業に出資
日系企業 電力 電子・電気 シンガポール
【亜州ビジネス編集部】TDKのコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)のTDKベンチャーズ(本社:米カリフォルニア州)は7日、半導体変圧器(SST)の技術を活用した電力ソリューション事業を手掛けるアンペアサンド(本社:シンガポール)に出資すると発表した。世界的に電気自動車(EV)の普及拡大が進む中、EVの充電インフラ構築に向けて同社のSST技術の活用が見込まれることから、出資を決めた。
事業の初期に当たる「シードラウンド」での出資で、アンペアサンドは計1245万米ドルを調達。政府系投資会社テマセク・ホールディングスと米VCのマテリアルインパクトが主導し、TDKのほか、米VCのフットヒル・ベンチャーズも参加した。
SSTは、電圧を制御するパワー半導体や制御回路、高周波変圧器を内蔵した変圧器。コイルや絶縁油で構成する従来型の変圧器に比べて小型化したり、電力損失を低減したりすることが可能となる。アンペアサンドは、高効率な「炭化ケイ素(SiC)パワー半導体」を用いたSSTシステムを提供しており、メガワット(MW)規模の急速充電設備のインフラ構築などへの活用が見込まれている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
事業の初期に当たる「シードラウンド」での出資で、アンペアサンドは計1245万米ドルを調達。政府系投資会社テマセク・ホールディングスと米VCのマテリアルインパクトが主導し、TDKのほか、米VCのフットヒル・ベンチャーズも参加した。
SSTは、電圧を制御するパワー半導体や制御回路、高周波変圧器を内蔵した変圧器。コイルや絶縁油で構成する従来型の変圧器に比べて小型化したり、電力損失を低減したりすることが可能となる。アンペアサンドは、高効率な「炭化ケイ素(SiC)パワー半導体」を用いたSSTシステムを提供しており、メガワット(MW)規模の急速充電設備のインフラ構築などへの活用が見込まれている。
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