工業団地運営や倉庫開発などを手掛けるWHAコーポレーションは、2025～29年の5年間にグループ全体で総額1190億バーツ（約5460億円）を投じる計画を発表した。24年に始動したモビリティー事業をはじめ、物流、工業団地、電力・水道、デジタルの各事業を総合的に底上げし、5年間の売上高合計を1500億バーツに引き上げる。

　モビリティー事業では、レンタルする電気自動車（EV）の保有台数を2万台に増やす目標を掲げる。25年は1700台に増やし、高まる需要に対応する。また、EV充電所運営・充電器販売のシャージ・マネジメントなどと提携し、EVエコシステム（生態系）を構築する。

　工業団地事業では、タイとベトナムで開発・拡張を進める。また、両国以外でも事業機会を模索する。25年の土地販売面積の目標は376万平方メートルに設定した。24年はタイで392万4800平方メートル、ベトナムで17万9200平方メートルだった。

　このほか、物流事業では倉庫の開発、電力・水道事業では屋根置き太陽光発電設備の設置拡大や上下水道プロジェクトへの参加、デジタル事業では人工知能（AI）の活用やドローン検査ソリューションの開発などを推進する。


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