コングロマリット（複合企業）大手ビングループは1日、ファム・ニャット・ブオン会長が、傘下の電気自動車（EV）メーカーのビンファスト製の中古車売買と、新車・中古車のリースを手掛ける新会社を設立したと発表した。中古車の再販価値を高めたい考え。リース事業では、まず都市部を中心に同社製EVの全車種を計1000～2000台投入する。
　新会社のFGFトレーディング・アンド・サービシズを設立した。資本金は2000億ドン（約12億7000万円）で、ブオン会長が株式の90％を保有する。ビンファスト製EVの中古車売買のほか、法人・個人向けに新車と中古車両方のEVリース事業を行う。まずハノイ市やホーチミン市、中部ダナン市など都市部を中心部に事業展開し、将来は全国に拡大する。
■インドネシアで2車種目を発売
　ビンファストは同日、インドネシアでAセグメントのスポーツ多目的車（SUV）「VF5」の販売を開始した。希望小売価格は3億1000万ルピア（約306万円）。同国では今年3月にCセグメントSUV「VF34」を発売して市場参入しており、VF5は2車種目となる。
　4月にはジャカルタ南郊の西ジャワ州デポック市で同国初の販売店を開設しており、今後はBセグメント「VF6」、Cセグメント「VF7」の投入も予定する。


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