中国自動車大手の北京汽車（BAIC）の販売代理店であるユナイテッド・アジア・オートモーティブ・グループ（UAAGI）は22日、初のディーラーとして8社と契約を交わした。ビサヤ地方やミンダナオ地方を含む全国各地で販売網を構築し、来月に販売業務を開始する。各紙が伝えた。
　UAAGIは先月の自動車展示会「マニラ・インターナショナル・オートショー（MIAS）」で北京汽車の販売開始を発表。まず「BJ40ラグナル」などスポーツ多目的車（SUV）とクロスオーバー車の計5モデルを投入すると表明した。同モデルの販売価格は236万9800ペソ（約640万円）で、他に164万8000～439万8000ペソのモデルをそろえる。
　北京汽車はフィリピンで以前まで別の企業を通じて販売していたが、数年前に撤退した。足元で東南アジア進出を加速しており、今月半ばにはマレーシアで車両の予約受け付けを開始。同国では地場企業への委託で組立生産の準備も進めている。また、インドネシアでは今年3月に現地ディーラーと販売代理店契約を交わした。


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