【亜州ビジネス編集部】出光興産は5日、国営石油ペトロナスと再生航空燃料（SAF）のサプライチェーン（供給網）構築に関する共同検討を行うと発表した。バイオ原料の大規模な確保や、生産コストの分析、安全・安定性などに関する実現可能性調査を共同で行う。

　このほど覚書（MOU）を交わした。原料となるポンガミアやジャトロファなどの非可食植物の可能性も探る。SAFの流通・販売網を確立し、航空業界が安定的に確保できるようにする。

　出光は年50万キロリットルのSAF生産体制の構築に取り組んでいる。一方、ペトロナスは、ジョホール州ペンゲランなどで2026年までにSAFなどバイオ燃料の大規模な生産体制の構築を予定している。


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