中国リチウム電池メーカーの恵州億緯リ能股フン（EVEエナジー、リはかねへんに里）は、ケダ州クリムにある電池工場の第2期建設を進める。第1期では電動バイク向けなどの電池を製造しており、第2期では電力貯蔵システム（ESS）向けの製造を開始する。

　マレーシア投資開発庁（MIDA）の17日発表によると、ケダ州の投資促進機関であるインベスト・ケダとこのほど、第2期を進めることで覚書を交わした。投資規模や時期は明らかにしていないが、完成後は新たに1000人以上を雇用するとしている。

　ケダ工場はEVE初の海外生産拠点で、先月に第1期の生産開始の式典を開催。電動バイクや電動工具向けに円筒形電池を製造している。2023年8月の着工時の発表によると、投資額は4億2230万米ドルで、フル稼働後は2000人を雇用する。第2期ではESS向けの電池を製造することで、持続可能な電力に向けて高まる蓄電池の需要を取り込む。


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