中国の合衆新能源汽車が手掛ける電気自動車（EV）ブランド「ナタ汽車（NETA）」の販売会社ナタオート・インドネシアは、ジャカルタ東郊の工場で現地組立生産を開始した。第1弾として、スポーツ多目的車（SUV）タイプのEV「ナタV2」を生産する。近く販売を開始する予定。中国国外での生産は、先月に量産を開始したタイに次ぐ2カ国目となる。コンパスが伝えた。

　地場ハンダル・インドネシア・モーター（HIM）と生産委託契約を交わしており、西ジャワ州ブカシ県の同社工場で組立生産する。工場の年産能力は2万7000台。ナタV2は先月にタイでも本格的な組立生産を開始した。

　ナタ汽車は昨年10月にインドネシアでSUV「ナタV」の輸入販売を開始し、同国に進出。2022年のタイ市場参入を皮切りに東南アジア進出を加速している。マレーシアでも現地企業への委託による組立生産を計画しており、海外3カ所目の工場となる見通し。


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