米系フォード・タイランドは、2024年の同社の自動車生産台数が20万台となり、前年実績（20万9000台）を4％下回るとの予測を明らかにした。自動車ローンの与信厳格化で1トンピックアップトラックの大幅減が続いているものの、堅調な輸出向け生産の割合が7～8割に達していることで、それほど大きく落ち込まないとみている。18日付ターンセタキットなどが伝えた。

　24年の国内新車販売台数は前年比28％減の56万台と予測した。うち乗用ピックアップトラック（PPV）を含む1トンピックの販売が20万台と低迷し、過去23年で最低の水準となる見通し。同社の販売台数は42％減の2万1000台とみている。

　同社は東部ラヨン県に2カ所の工場を持ち、それぞれ子会社フォード・タイランド・マニュファクチャリング（FTM）と、マツダとの合弁会社オート・アライアンス・タイランド（AAT）が操業している。


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