【亜州ビジネス編集部】養鶏大手のレイホンは3日、日本ハムと合弁の食品加工会社NHFマニュファクチャリング（マレーシア）を完全子会社化すると発表した。日本ハムが保有する株式51％を1リンギ（約30円）で買い取る。首都圏セランゴール州で2019年に工場を稼働させたが、直後の新型コロナウイルス流行で事業が計画通り進まず、日本ハムが撤退を決めたと説明した。
　同日に株式の売買契約を交わした。同合弁はイスラム教の戒律に沿うハラル食品を中東や東南アジアへの輸出向けに生産する目的で16年に設立。クラン地区のインダ島にあるハラル製品の工業団地「セランゴール・ハラルハブ」に工場を構えている。


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