【亜州ビジネス編集部】シュークリーム店「ビアードパパ」を展開する麦の穂（本社:大阪市北区）は12日、シンガポールの洋菓子チェーン「リヴ・ゴーシュ・パティスリー」を買収すると発表した。買収額は280万シンガポールドル（約2億8700万円）。現地で展開するビアードパパと同様に商業施設内に出店していることや、工場が同じ区画内にあることから、店舗展開や製造面で高い相乗効果を得られるとみて買収を決めた。
　現地法人の麦の穂グローバルを通じて、外食大手キムリーからリヴ・ゴーシュの事業を譲り受ける。キムリーは売却の理由について、主力のコーヒーチェーン事業に力を入れるためと説明した。
　リヴ・ゴーシュは1993年から日本スタイルのケーキを製造販売し、大型商業施設内に7店舗を展開している。2021年9月期の純利益は42万4044シンガポールドルだった。
　麦の穂はシンガポールでビアードパパを11店構えている。


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