ニュース 2020/08/18 20:59
タイ:2Qの失業率1.95%、11年ぶり高水準
経済・統計 労働 タイ
国家経済社会開発委員会(NESDC)の17日発表によると、2020年第2四半期の失業率は1.95%となり、リーマンショック後の2009年第1四半期以来の高水準だった。新型コロナウイルス流行の影響で前年同期の0.98%、前四半期の1.05%から大きく上昇。ここ数年は50万人を下回って推移していた失業者数は、74万5180人に拡大した。
失業者の58.7%は事業所の閉鎖や雇用契約の終了といった非自発的失業者。失業保険の新規受給者は4月が12万人、5月が17万人、6月が13万人と推移した。就業者数は前年同期比1.9%減の3708万人。業種別では建設業が6.3%減、製造業が4.4%減、宿泊・飲食業が2.8%減だった一方、運輸・倉庫業は0.1%増えた。
NESDCは下半期も同様の状況が続くと予測。経済の先行きが不透明であり、52万人の新卒者が長期的な仕事を得るのは困難になっていると指摘した。また、干ばつ被害の拡大で農業部門の雇用も悪化し、都市部の失業者を農村が吸収する構図が機能しにくくなっているという。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
失業者の58.7%は事業所の閉鎖や雇用契約の終了といった非自発的失業者。失業保険の新規受給者は4月が12万人、5月が17万人、6月が13万人と推移した。就業者数は前年同期比1.9%減の3708万人。業種別では建設業が6.3%減、製造業が4.4%減、宿泊・飲食業が2.8%減だった一方、運輸・倉庫業は0.1%増えた。
NESDCは下半期も同様の状況が続くと予測。経済の先行きが不透明であり、52万人の新卒者が長期的な仕事を得るのは困難になっていると指摘した。また、干ばつ被害の拡大で農業部門の雇用も悪化し、都市部の失業者を農村が吸収する構図が機能しにくくなっているという。
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