【亜州ビジネス編集部】太陽誘電は21日、サラワク州クチンの子会社が積層セラミックコンデンサー（MLCC）の新工場を建設すると発表した。投資額は180億円を予定（建屋のみ）。自動車や通信インフラ、スマートフォンなどの技術進化で今後も需要拡大を見込めることから、対応に向けた生産体制の構築を進める。2000人の追加雇用が見込まれている。

　完全子会社の太陽誘電（サラワク）が、延べ床面積6万8900平方メートルの新工場を設ける。今月に着工し、2023年3月に完成させる予定。環境に配慮し、高効率の設備や建屋屋上への太陽光発電の導入なども計画している。

　同子会社は1994年設立。敷地面積49万3900平方メートルの工場を操業し、積層セラミックコンデンサーを生産している。従業員数は4619人（今年3月末時点）。


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