ニュース 2021/08/23 20:58
マレーシア:イスマイルサブリ氏が新首相に、UMNOから3年ぶり
政策・政治 マレーシア
【亜州ビジネス編集部】イスマイルサブリ・ヤーコブ前副首相が21日、第9代首相に就任した。アブドラ国王が前日に指名、翌日の宣誓式を経て正式に就任した。同氏は統一マレー国民組織(UMNO)所属で、UMNOにとり3年ぶりの首相輩出となる。各紙が伝えた。
ムヒディン前首相(マレーシア統一プリブミ党=PPBM)は16日に辞表を提出。連立政権に参加するUMNOから離反が相次ぎ、政権を維持できなくなった。アブドラ国王は次期首相の選出に際し、新型コロナウイルス感染症が深刻化する中で解散総選挙を回避。下院(定員222人)から候補者を募り、114人の支持を受けたイスマイルサブリ氏を新首相に任命した。
UMNOは、1957年の独立以来61年にわたり政権を維持。ただ巨大汚職事件を受けて18年の選挙で下野した。イスマイルサブリ氏にはクリーンな政治と、足元で最大の課題である新型コロナ対策と経済回復への手腕が問われる。
同氏は22日のテレビ演説で、新型コロナ禍を乗り越えるため党派を超えた協力が必要になると強調。国民からの信頼を無駄にせず、新型コロナの収束と経済回復に努めると述べた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
ムヒディン前首相(マレーシア統一プリブミ党=PPBM)は16日に辞表を提出。連立政権に参加するUMNOから離反が相次ぎ、政権を維持できなくなった。アブドラ国王は次期首相の選出に際し、新型コロナウイルス感染症が深刻化する中で解散総選挙を回避。下院(定員222人)から候補者を募り、114人の支持を受けたイスマイルサブリ氏を新首相に任命した。
UMNOは、1957年の独立以来61年にわたり政権を維持。ただ巨大汚職事件を受けて18年の選挙で下野した。イスマイルサブリ氏にはクリーンな政治と、足元で最大の課題である新型コロナ対策と経済回復への手腕が問われる。
同氏は22日のテレビ演説で、新型コロナ禍を乗り越えるため党派を超えた協力が必要になると強調。国民からの信頼を無駄にせず、新型コロナの収束と経済回復に努めると述べた。
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