【亜州ビジネス編集部】トヨタ車生産販売のUMWトヨタ・モーターは、トヨタ車とレクサス車の2021年11月の販売台数が計8486台で、前月から14台（0.2％）減少したと発表した。5カ月連続の前月超えはならなかったものの、6月に始まった全国的な活動制限令（MCO）が徐々に緩和されたことで高い水準にある。
　1〜11月の販売台数は前年同期比26％増の6万3105台。小型セダン「ヴィオス」の販売が好調で、全体の33％に上った。
　同社は年末にかけて、一部モデルで最大5500リンギ（約14万8000円）の値引きキャンペーンを行う。政府が実施している自動車の販売サービス税（SST）の減免措置と合わせ、購入者は大幅な割引を受けられるとしている。
　同社は一方、タイから輸入しているハイブリッド車（HV）「カローラクロス・ハイブリッド」を現地生産に切り替える準備も進めている。既に国産の予約受付を開始しており、価格は13万7000リンギから。消費者からの関心は高く、納車を待ち望む声も多いが、品質チェックなどを徹底した上で購入者に届けたいとしている。


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