ニュース 2022/07/07 21:59
マレーシア:中銀が2会合連続で利上げ、インフレ抑制狙い
経済・統計 政策・政治 マレーシア
【亜州ビジネス編集部】マレーシア中央銀行は6日、定例の金融政策決定会合の結果、翌日物政策金利(OPR)を2.00%から2.25%に引き上げる決定を下したと発表した。利上げは2会合連続。インフレ抑制に向けて追加利上げに踏み切った。
中銀は声明で、金融緩和の度合いを追加で調整したと説明。あくまで緩和姿勢の継続を強調したが、歴史的な低金利を続ける理由は薄まっているとした。
中銀はマレーシア経済について、労働市場や企業活動、輸出がいずれも堅調であると指摘。4月から入国規制を緩和したことで外国人観光客も戻りつつあり、観光も復調しているとした。一方、コモディティー価格の上昇と需要拡大でインフレ圧力が高まっていると指摘。ただし2022年のインフレ率は目標レンジの2.2〜3.2%に収まるとみている。
中銀は5月、OPRを1.75%から2.00%に引き上げ、4年4カ月ぶりの利上げを敢行。10会合連続で過去最低の金利水準を維持してきたが、新型コロナウイルス禍からの経済回復が如実に見られ、インフレ圧力が高まる中で金融緩和姿勢をやや弱めた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
中銀は声明で、金融緩和の度合いを追加で調整したと説明。あくまで緩和姿勢の継続を強調したが、歴史的な低金利を続ける理由は薄まっているとした。
中銀はマレーシア経済について、労働市場や企業活動、輸出がいずれも堅調であると指摘。4月から入国規制を緩和したことで外国人観光客も戻りつつあり、観光も復調しているとした。一方、コモディティー価格の上昇と需要拡大でインフレ圧力が高まっていると指摘。ただし2022年のインフレ率は目標レンジの2.2〜3.2%に収まるとみている。
中銀は5月、OPRを1.75%から2.00%に引き上げ、4年4カ月ぶりの利上げを敢行。10会合連続で過去最低の金利水準を維持してきたが、新型コロナウイルス禍からの経済回復が如実に見られ、インフレ圧力が高まる中で金融緩和姿勢をやや弱めた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。