【亜州ビジネス編集部】プラスチックメーカーのオムニ・プラス・システム（本社：シンガポール）は15日、電子材料の加工商社、協栄電気（本社：東京都千代田区）のシンガポール子会社を買収すると発表した。370万米ドルを投じて全株式を取得。製品ライナップの拡充や、自社製品の販売先拡大を図る。
　協栄電気（シンガポール）の全株式を取得する。今月末に契約を交わし、来月1日に実行する予定。オムニは買収によって、協栄電気が取り扱う工業用テープや接着剤など電子材料を自社の顧客に販売できることになる。また、自社のエンジニアリングプラスチック製品を協栄電気（シンガポール）に提供する計画。また、協栄電気（シンガポール）の顧客である日系企業にも販売先を広げられると期待する。
　協栄電気（シンガポール）は1990年設立で、資本金360万米ドル。2021年3月期の業績は、売上高が1750万米ドル、最終損益が20万米ドルの赤字だった。


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