【亜州ビジネス編集部】半導体製造装置の部品製造を手掛けるフェローテックホールディングスは19日、ケダ州のクリム・ハイテク工業団地で建設中の新工場について、投資額を合計1億8000万米ドルに引き上げると発表した。生産能力強化などのため、従来から6000万米ドル増額する。

　増額分の内訳は機械設備に1400万米ドル、建屋に4600万米ドル。機械設備は現地顧客の需要動向に応じて生産能力を強化する。また、建屋はフロア構成の変更や建築資材などの高騰に対応する。

　同工場は、東南アジアでの生産体制強化を目的に2022年9月に着工した。完成後は金属加工やロボット組み立て、石英・セラミックスの加工製造などを行う。操業開始の時期は今年9月の予定から12月に変更した。


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