【亜州ビジネス編集部】中電工は7日、太陽光発電所を建設・運営するサマイデン・グループの株式15.15％と新株予約権を取得したと発表した。同日には事業連携に関する覚書も締結。屋根上設置型を含む太陽光発電や、バイオマス、バイオガスなど再生可能エネルギー分野に共同で投資し、再エネ開発が盛んなマレーシアで事業拡大を図る。

　サマイデンは太陽光発電を中心に事業展開しており、今後はバイオマス発電工事の設計・施工、バイオガス発電開発など再エネ事業の多角化を計画している。中電工との提携は、海外進出のきっかけになると期待。また、共同で行う屋根上設置型の太陽光事業では、日系の顧客を獲得できると見込む。

　中電工は先月、サマイデンが実施した第三者割当増資を引き受けて株式7.27％を取得。その後、サマイデンの共同創業者から7.88％を追加取得した。


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