【亜州ビジネス編集部】エレベーター大手のフジテックは、シンガポールの住宅開発庁（HDB）から公営住宅用エレベーター約300台を一括受注したと発表した。HDBの「第33期住宅開発プロジェクト」として今後4〜5年で建設される物件に、現地法人のフジテック・シンガポールを通じて納入する。地上30階を超える高層住宅向けの高速エレベーターなどが含まれる。
　シンガポールは限られた国土を有効利用するため政府が公営住宅政策に力を入れており、HDBが供給する住宅に国民の8割が住んでいる。フジテックは1972年にエレベーター2000台を受注して以降、累計で2万台をHDBに納品している。


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