【亜州ビジネス編集部】川崎汽船は6日、住友商事などがシンガポールで進めている船舶向けアンモニア燃料供給の事業化に向けた共同研討に参加すると発表した。同時に参加するシンガポール海事港湾庁（MPA）と共に覚書に署名した。これまでアンモニア運搬船の運航などで蓄積したノウハウを提供し、事業化を後押しする。

　住友商事を含む6社が昨年3月、共同検討を開始することで覚書を締結しており、川崎汽船とMPAの参加で8者による共同事業となった。アンモニア燃料供給船の建造や海上輸送、貯蔵などに向けた検討などを推進。再生可能エネルギー由来の「グリーンアンモニア」を、バンカリング船によるSTS（シップ・トゥー・シップ）方式で供給する事業の実現を目指す。


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