【亜州ビジネス編集部】運輸省は、来年9月から車検業界への新規参入を認める。現在は複合企業DRBハイコム傘下のプスパコムが政府から独占的に受託しているが、サービス品質の低さなど独占ゆえの問題を抱えていることから、新規参入を認める。ポールタンが伝えた。

　アンソニー・ローク運輸相は、来年8月末にブスパコムとの契約が切れるタイミングで車検市場を解放すると説明。要件を満たす企業の参入を認めるとした。来年第1四半期に新規事業者受け付けの手続きを始めるとしている。

　ブスパコムは1994年に政府から車検サービスを受託。商用車と乗用車の車検を1社で独占的に行ってきた。現在の契約が来年8月末に切れた後も15年間は契約延長となるが、車検に掛かる時間が長すぎるなどサービス品質の悪さに不満の声が上がっているという。


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